（2020年3月22日TBSテレビ「サンデーモーニング」より）

　大統領選挙民主党候補者争いは、ジョー・バイデン氏がこのまま指名を受けるのはほぼ確実になってきました。

　問題は、バーニー・サンダース候補が撤退するかどうかです。撤退しないままだと、前回の大統領選挙の時には、サンダース氏は負けることはわかっているのに最後まで引かなかったため、サンダース支援者でも本選挙の時にヒラリー・クリントン候補へ投票すべき民主党員が、両派の亀裂があまりに深くなり、投票場へ行かなかったのです。　戦いが続き、民主党内での分裂が深まれば、バイデンさんも安心していられなくなるでしょう。その点を心配しています。

　もし民主党が一本化すれば、今度は、トランプ大統領にとって、バイデン氏は一番戦いにくい嫌な相手だと思います。トランプ大統領は非常に不利になるのではないでしょうか。